私の母は、30代の時に保育園を開いてからずっと仕事に生きた人でした。
女性が仕事に生きるのが理解されにくい時代で、嫌なことをたくさんあったそうですが、それでも辞めずに自分のやりたい事をやりきる、ある意味周りに左右されない自由な人で、
逆に、父は真面目でルールを守るようなタイプで、周りとの協調性を大切にするとても優しい人。
そんな真逆に近い二人の性質が、私のなかにも流れていて、ふとした時に「あー今の私、母っぽいな~」とか、また違う場面では「父の性格が出てるな~」と感じることがあると、
自分は自分で創ったように思いがちですが、ちゃんと母と父の遺伝子が受け継がれているんだなぁと感じる今日この頃です。
あ、もちろん、両極端にある2人の性質を自分の中でコントロールするのは至難の業ですが(笑)
↑母と私。いとこも一緒に七五三祝い。
また、社会人になって働くようになってからは、「お仕事とは」ということを教えてもらいました。
もともと、誰にも縛られず自由気ままで生きたい性格でもあるのに、選んだ美容学校は関西でも有名な軍隊学校、就職したサロンもことごとく規則が厳しいところ続き・・。
なぜか過酷な環境に自ら飛び込むのは何故・・・と悔やむことも多々ありましたが(笑)今となってはその時に厳しく指導してもらって良かった。と思うことの方大きくて
言葉遣いや身だしなみはもちろん、「自分は常にお客さまから見られている」という意識をもつことは、お仕事は、自分の好みや甘えを押し通すものではなく、相手がいるからこそ“私”という居場所と役割がもてるんだ。ということを叩き込まれた、とても大切な経験です^^
なかでも強烈に覚えているのが、大阪でマツエクサロンに勤めていたときの新人時代。
・・・さすが商売の街、関西のお客さまは、やはり厳しかった~(^^;)
「あんた!これどないしてくれんねん!!このまつ毛で居るなんて1日も耐えれへんわ!!怒」
↑打撃をくらったあっぱれな関西弁、ちょー怖かった。
技術に少しでも甘えや怠けが見られたらズバッと指摘してくださるお客さまもいて、落ち込むことも沢山でしたが、その分、自分の誠心誠意が試されたような気がします・・・と思うようにしています。
ですがその経験が、自分の弱さと足りない部分から逃げずに向き合うことがどれほど大切か、想いのある指摘をいただける事がどれほど有難いかを学びました。
技術を任せて頂くことは、相手の信頼と期待をいただくってことだと、技術者として心に受け止めています。
美容クリニックでは、医療従事者の方とお仕事させてもらった経験が「命」を預かることの責任、そこに携わるチームワーク力がどれほど大事かということを学びました。
患者さんと医師との仲介に従事していた私は、入社して1年目にして生意気ながら医師に「もっと患者さんへの対応を良くしてほしい」と伝えたことがあります。
その時に返答された言葉が「僕は、医者だからね。接遇も大切だけど、それよりも僕が求められてるものは結果。結果が一番なんだよ^^」と。
私は、この言葉を聞いて自分がとても恥ずかしくなりました。まるで自分の考えが正解かのように思ってた自分がとても小さいな~と。。。
目的は、みんな同じ。けど役割はみんな違っていい。
美容クリニックでは、患者さんのために自分が何が出来るか、チームワークとは何かを考えさせられた職場でした。自由に振舞いすぎて注意されたことも沢山でしたが(^^;)笑
↑宜野湾市にある新垣形成外科スタッフと。厳しい職場ですが学びも沢山!上司の「まいこは打たれ強い」の言葉が何気に今の力にもなってます。
ホテルSPAでは、海外の方にマッサージさせてもらうことも多くあって、
「ハロー!」レベルしかない英語力で、海外の方への接客は毎回緊張でしたが、そこには、どんなに言葉が通じなくてもちゃんと想いを込めて接することで、心は通うことが出来るという感動がありました。
言葉が大の苦手な私。これまで思ったことをそのまま豪速球で相手に投げてしまい、反省することも多々あって
そこから言葉にはとても慎重になるようになり、思ったことを伝えてもいいのか臆病になることもありましたが、
海外のまったく言葉が通じない方への施術は、言葉がなくてもコミュニケーションはできる!通じるものがある!あらためて、触れることに私自身救われるものがありました。
きっと、良いことを言えなくても、キレイな言葉を使えなくても、相手を知りたいと思う気持ちがあるだけでビビッと繋がるんじゃないかなと今でもそう感じています。
↑店長と私とキットカットと。
これまで様々な職場で色んな経験をさせてもらって、子育て中だった私に温かく寄り添ってくれた上司。ミスをした時や思うようにいかなかった時、話をきいて励まし支えてくれた同僚、先輩。いつも側で応援して見守ってくれた友人、夫、子どもたち、家族。
なんやかんやでやっぱり人間一人で生きていくのは難しいし、何かしら影響を受けて自分が創られるのも、ここに居ていいんだと安心できるのも、心が満たされるのも・・自分一人だけではなく相手がいてこそだったりします。
そういった経験と想いをふまえて、お客様を独りにしない、共に成長できる技術と、想いに寄り添えるサービスを。
機械的だったり姿かたちだけの美しさではなく、愛情や温もりなどそういった人と人の繋がりで心が満たされるような、内側から滲み出るような美しさを提供できたらと思っています^^
まだまだ技術や知識に限らず、自分と向き合うことや人付き合いだったり、てんやわんやしながらのPONO&私ではありますが、ぜひお手入れを通じて人生のお役に立てたら嬉しいです。
Pono代表 / 仲村 まいこ ・美容師免許 マツエク、スキンケア実績3000件以上。 はじめまして!セラピストのまいこです。私はPono(ぽの)というこの場所が、誰にも邪魔されず一人ひっそりやすらげる癒しの拠り所になってもらえたら嬉しいです。 看板すら出していない、すこし照れ屋なサロンですが(笑)あなたが訪ねてくれるからPonoが存在できます。見つけてくれてありがとうございます^^ \ プロフィールの詳細はこちら‥‥ / \ コンセプトに込めた想いをかきました /
・CIDESCO国際エステティシャン資格
・WATEC認定リメディアルセラピスト
・ICA国際クレイセラピスト
マツエクでは、自然なのにちゃんと映えるデザインが好評。
フェイシャル、ボディケアともにソフトタッチのやさしいお手入れが得意♪
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