去年あたりから、クレイスキンケア作りのサポートをさせていただいているのですが、今まで人に「教えてもらう側」だったので、「教える側」になるのは人生ではじめての経験かもしれません。
これまで、「結果をだす人」と「そうでない人」との違いがなんなのか、わかっているようで分かっていない部分があったのですが、サポートをしていくうちに、「あぁ、こういうことか」と腑に落ちることが多くって、
例えば、テストの点数や成績、お給料もそうですが、結果っていわゆる「周りからの評価」だと思うんですよね。
こういっちゃうと、なんとなく少し悲しくもなってしまいますが、結果と評価は仕方ないけどどうしても切り離せないことだと思います。
わたしの印象では、「結果」をもとめるなら「自分の感情」はそこまで必要ないと思っていて、必要ないというかなんというか、「感情を一番におくことではない」という立ち位置です。
こんな話をしてしまうと、癒しのリラクゼーションを提供しているPonoの立場的にアウトな感じもしますが^^;(笑)
ただ、スキンケアのサポートをするうえで、クレイの癒し要素をつかったとしても最終ゴールには、「お肌をキレイにする」という目的があるので、やっぱり「結果」がともなっていないとサポートする側として無責任だと感じるんですよね。
なので、自分でいうのもなんですが、サポートしているときはけっこう目を光らせて指導させていただいています。
今回ある方のサポートをさせていただいているのですが、その方の目標が「自分のお肌の状態を見極められるようになりたい」というところにあって、その先に目指すものが「自分で工夫できる術をみにつける」ことです。
↑クレイスキンケア作りの感想と目標を記入してもらいました^^
「自分で工夫できるようにしたい」
これって、オリジナルをつくれる人とそうじゃない人の違いとも似ているんですが、オリジナル性のある方っていわゆる個性的だったり、独自の世界観をもっていたり、周りとはなにか違う空気感を身にまとっている人でもあるんですよね。
本人は普通にしているつもりでなーんか周りと違う独特な発想をもっていたり、何を考えているのかイマイチ掴めない、いわゆる「変人」ってやつです(笑)
オリジナルがつくれる方って、息をするくらいの感覚でいとも簡単に独特なものをつくってしまう。それって本人が意識しなくてもできることなんですよ。
なぜ、それができるのか。
じつはそこには「周りの評価」を気にしていない部分が少なからずあるんですよね。自分がつくりだすものに対して、周りの評価を重視していない。そこにあるのは「自分が感じたもの」が一番前であって、それが本人のなかで自然と起きている優先順位になります。
「自分の肌状態をみきわめられる、感じることができる、そこから工夫できるようになる」って、ある程度の自分の感覚とか感情とか、内側にベクトルが向いていないと難しいことなんですよね。
逆に、オリジナルをつくりだせない方は、周りの評価を優先にしてしまう傾向があるので、結果はともなうけど、結局は、自分に関するものに対しては疎くなってしまいます。
あらまぁ、大変!
クレイスキンケア作りでのゴールが、お肌をキレイにすることに加えて、肌の見極めと工夫なら、「結果」と「オリジナル性」の両方くっつかなければなりません!
そんなことできるの!?ってところで、その課題をクリアするための簡単な方法があるのですが、その前に、ちょっとだけ話の寄り道をさせてください。
結果がだせる人というのは、ある意味とても素直です。
教えてくれる人の指導を忠実に守って、行動にうつすことができる。そのやり方が、無駄に遠回りせず早い段階で結果につながります。
これはわたし自身がサポートする側になってつくづく感じていることですが、
お客さまのなかでも、基礎が身についていない状態での自己判断でアレコレ進めている方はなかなか肌変化がみられないのに対して、逆に、こちらの指示を忠実に守って実践にうつす方は肌がキレイになるスピードが格段に早い。
このスピードの違いって、結果を出す人のやり方がそっくりそのまま表れているだけで、他で例えるなら
絵を上手にかきたいなら、その描き方を知っているかたに直接教えてもらう方が早い。
問題を解決したいなら、その解決方法を知っている方に教えてもう方が早い。
目的地に早く着きたいなら、ナビや道を知っている人に頼るほうが早い。
こういった感じと同じようなものです。
これって、日本人がほぼ今までやってきた学習の仕方ではないでしょうか。
ただ、その学習方法には少し落とし穴があって、「教えてもらうこと」そればっかりに頼ってしまったり相手に期待してしまうことで、疎かになるのが「自分を信じる心」と「自分で考えること」です。
結果をだせるひとは、誰かの後をついていくのはとても上手です。でも、オリジナル性をだしたいなら「自分で考える」ことは絶対要素であって、その考える力が自然と身につく方法が「作ること」なんですよね^^
DIYやリメイクなど手づくり上手な方って、「どっからその発想もってきたの?」ってくらい創造力があったりアイディアマンだったりしませんか?
子どもだってそうですよね^^ブロックや積み木遊び、おままごとやお絵かき、あれって遊びを通して考える力を育てる訓練になっていて
自分で作るって、考える力がないとできないものなんですよね。
ただ、考えるって正直いうと、ものすごくめんどくさいことです。だれも教えてくれないものだと余計にキツイですよ。
でも、自分の想いや感覚、自分のなかにあるものは誰にもわからないし、誰かに決めてもらうことじゃないってのが一つの答えで、そこに命が吹き込まれて生まれるものだからこそオリジナル性があるんです。「自分だけのもの」ってそういうことなんですよ。
少しだけ、わたし自身の経験をお話しさせてください。
わたしは美容クリニックに勤めているとき、カルテの書き方に特徴があったらしくて、周りからは「そこ重要じゃないよね」という部分が、わたしにとっては「重要なところ」でもあったんです。
はじめは、なぜそこが重視されないのか、その意味がわからなくて上司からはよく指摘されて戸惑うことも多々ありましたが(笑)
ただ、人と働くって自分だけの判断で動いていいものではないので、どうしても集団でのルール、いわゆる「ホウレンソウ」やその時の行動、判断の「型」を忠実に守るってとても大事で、
ルールというのは、わたし達がその道をとおる何十年何百年も前に、先人たちが過去の失敗や経験から導き出した解決策、ということなんですよね。
きっと、「型に従うということは、先人への敬意をはらう」ということなのかもしれないなぁと感じています。
ただですね、わたしはそんなにお利口さんではないので、言われたことを守る素直なわたしと、「普通?当たり前?それってなに?」そんな、あまのじゃくな自分と、自分のなかで大事にしたい感覚は密かに残しておいたんですよね。
残していたというか「いつか絶対これを開放してやるぞ」という感覚ですね。
美肌づくりのルールや方法、肌理論が大きく変わることは無くって、それがお肌の型=基礎になりますが、そこに対するアプローチ方法は、当時わたしが大切においてた感覚が今のPonoの土台になっています。
基礎は崩れることはありません。でも、そこからどうアプローチするか、やり方や方法は、一人ひとりの感覚がプラスになってそこから独自性、オリジナル性に繋がっていくのです。
そう思うと、私が言うのもなんですが、クレイスキンケア作りってかなり訓練になるプログラムで、すごく良いものだと思います。
お肌の基礎は、わざわざ時間をかけて自分で調べたり遠回りなんかしなくても、基礎はこちらがお伝えさせていただくので、お客さまが頑張ることってそっから先の、自分が心地いいと思えるオリジナルを積み上げていくだけなのです。
そういった流れで、自分で考えて育てる要素満載にして作られていますので、楽しみながら美肌づくりができるんじゃないかなって。ぜひ一緒に楽しめたら最高ですね^^
↓クレイスキンケア作りって?気になる方はこちら↓【Clayスキンケア作りとは?作ることで美肌に近づく、大人のための美肌教室】