先日、他のお店でカラーエクステをつけたんですけど、自分がなりたかったイメージと違くて‥‥
とOちゃん。
先日、たまたま地元のスーパーでばったり会った後輩Oちゃんは、大きなぱっちり目元の持ち主。
Oちゃんは、目元をナチュラルにみせたいというご希望で、他店さんにてカラーエクステを試したそうです^^
カラーエクステとは?
色付きのまつ毛エクステ。茶色や赤、青や紫などエクステ一本一本に色がついています。
カラーエクステを使用することで、ワンポイントでお洒落にみせたり、黒エクステのかっちり感をやわらげて、優しい目元に仕上げることも可能♡
↑装着する前のエクステ。色とりどりです。
ただ、仕上がったカラーエクステに、なんだかしっくりこない様子のOちゃん。
実際に見てみると、まつ毛には白色に近い茶色のベージュ系エクステがついていて、ナチュラルといえばナチュラル。だけど少しだけマツエクつけました感もあるような‥‥。
今回、Oちゃんの許可のもと、目元の撮影と掲載のご協力をいただきました^^
↑ベージュ系エクステ:両目で60本ほど残っていました(他店にて装着後約1ヵ月)
まつ毛の毛先をじっくり見ると分かりやすいですが、ぽつりぽつりとベージュのエクステが装着されているのが見てわかります^^
拡大するとこちら↓
Oちゃんの雰囲気に、ベージュ系のマツエクも可愛くてとてもお似合い^^
ですが‥‥似合う似合わない以前に、Oちゃんの「こうなりたい!」という想いのデザインではなかった。
うーん、残念‥‥。じゃあ、Oちゃんはどのようなデザインにしたかったのかな?そもそも、なぜオーダーしたものと完成したものがぴったり合わなかったのか。
その原因を、わたしなりに紐解いていきたいと思います^^
その前に。
実は、こういったオーダーする側(お客さま)とオーダーされる側(施術者)のイメージのズレって、よくあることなんです^^;
みなさんは、こういった経験ってありませんか?
わたし的には、こういったことはサロンに限らず、いろんな場面で起きてるなと感じていて。
結局は、話しをする側と聞く側のコミュニケーションのズレが原因なのかなっと思っているんですが‥‥
ここで、少しだけ私の体験談をさせてください^^
先日、耳鼻科に受診したときの話。
数年前から鼻のなかにニキビができたり引いたりの繰り返しで、最近なんだか鼻のてっぺんや小鼻周りがくすんでる‥‥?
これがまためちゃくちゃ嫌で。
毛細血管も浮き出てないし“酒さ” でもなさそうだし、ぜったい皮ふ表面じゃなくて、中で“何か”に反応してるに違いない!なんか鼻の中も痛いし、一緒に診てもらおーっと^^
と、治りたい一心で受信したわけですよ。
わたし「あの~、鼻の中が痛くて~、なんとなく鼻の周りも黒ずんでいる気がするんですけど‥。これって何なんですかね?」
お医者さん「んー、あなた鼻炎だね。鼻のなか炎症してるから薬だしとくね。
え?鼻の色が変?それは面疔(めんちょう)鼻のなかじゃなくて表面のやつ。それはうちじゃなくて、皮ふ科専門のやつだから。」
わたし「え、でもっ‥‥これ」
お医者さん「薬飲んで、よくならなかったらまた2週間後に診せにきてね。(終わりの雰囲気をかもしだす)」
しゅうりょーーーー・・・・
・・・・・う
・・・
なんだろう、この不燃焼感(笑)
だって一応これでも形成外科育ち。皮ふに関しては自信もって言える。これはぜーったいに面疔ではない。ましてや長年マジマジみてる自分の肌。絶対にぜーったいに面疔ではない。
‥‥だけど「絶対に違います!」と、お医者さんに向かってなかなか言えないものですね^^;
先生からどことなく、まだ質問するの?オーラぷんぷんしてたし‥‥(笑)
ひとまず。
わたしが、モヤモヤした理由を書きだしてみると、大きくいえば「聞きたかったことが聞けず、言いたいことが言えなかったから」
じゃあ、なんで言えず聞けずじまいだったのか、細かくみると‥‥
→ わたしの発する言葉に、相手が目線を合わせて受け取っていないのを感じた
→ 自分の発言がアホっぽいと思われたら嫌だなと思った
→ 自分が感じていることが言いづらくなった
→ 負けじと伝えたかったけど、先生もせかせかしてた
→ 他の患者さんもいたので、時間かけちゃ迷惑かなと思った
これって、だいぶ控えめにいって謙虚に感じるかもしれませんが、でも結局は、自分の思っていることを伝えきる前に諦めてしまってるって思いませんか?
受けとり側にも問題はあるかもしれませんが、私もわたしで途中で引いてしまった。
その根っこには、私が、相手にどう思われるかを気にしていたってことが大きいんじゃないかなと。
「理解してもらえるように、上手に伝えなくちゃいけない」
「間違ったことを言って、変な人だと思われたくない」
「相手に迷惑をかけないように、手短に話さなくちゃ」
自分のことを話しきる前に、相手に合わせてしまっている。それってまさに、自分の投げたボール(想い)が途中でピョーンとどこか遠くへ飛んでいった状態。
これじゃ受けとり側も、肝心のボールが行方不明なんだから
「この人は一体どうしたいんだろう?」
とハテナになりますよね。
ドストレート直球の想いがバシッと届かない。
そういったズレが生じた結果、自分のイメージと、相手のイメージが一致しない、まさにそういう事ではないでしょうか。
頭で伝えるか、想いで伝えるか
こちらの想いがビビッと相手に届く以心伝心があれば早いんですけどね、わたし的にはあると思ってはいますが、テレパシーなんて非現実的。
だまってても相手に何も伝わらない。
だから言葉を交わすって大事で、人と人が繋がるために「言葉」というツールがある、口がある、話せる、なら活用しなくてはね^^
だけど、これまた矛盾して相手にちゃんと伝えなくてはと思うほど、優しさなのかプライドなのか、ちゃんとした言葉を使おうという意識が働くと思うんですよね。
ちゃんとした言葉って?
これはまた不思議なはなしで「頭で伝える、想いで伝える」同じようにその人から発する言葉ですが、それぞれに違いがあります。
例えば、マツエクのデザインをオーダーするとき
「Cカールで目頭から9,10,11ミリの長さで、太さは0.15㎜。目尻に向かって長く、タレ目になるよう仕上げてください」
というのは、ちゃんとした専門用語で頭を使っているとき。
いわゆるプロ目線。施術者がどうやってマツエクを付けるか、どの商材を使うか分かりやすいように相手に合わせてオーダーしている状態です。
じゃあその逆で、想いで伝えているときの言葉になると
「目元がキツく感じる。少しでもやさしく、柔らかい雰囲気になりたい」
これは、自分目線。自分の心に目が向いてて、今どう感じて、どうなりたいかをしっかり自分に合わせてオーダーしている状態です。
自分のことを伝えるときって、それで良いんですよ^^
相手にあわせなくていい。あなたの心から出るその想いが、「そのままのあなた」だと思います。
そもそもご自身の感覚にも、その想いにも間違いなんてなくて、
「恥ずかしい、どう思われるか心配‥‥」
という方は、下の記事を参考にすると、きっとご自身の感覚に自信が持てるかもしれません^^
他にも、なりたい自分がどんなものかを伝えるときは、イメージを伝えるのも良いですね^^
キャラクタ―でも良いですし、“ 音 ”だけでもばっちり伝わります。
例えば、
「キリっとして、仕事がバリバリできそうなかっこいい感じ!わたし、失敗しないので。とか言ってそうな目元」
「可愛らしいクリっとした、少しだけ幼さもある甘え上手な、うるるんとした目元」
こんなんでもOKです♡
イメージには、人それぞれ異なる部分もありますが、だいたいが共通認識として持ち合わせています。
というのも実際に、共通認識についてはPONO公式Instagramにてアンケート調査済。
フォロワーさんに協力してもらい、下の写真にうつった女性の印象を教えてもらいました。
(PCで見た場合)左:① 右:②
(ケータイで見た場合)上:① 下:②
同じ顔に、2パターンのお化粧をメイクアプリで施しました。
結果はこちら↓↓
画像:PONO公式Instagramにて
2パターンで、それぞれどのような印象をもちますか
①の印象‥‥
・キリっとしている・クールでかっこいい感じ・黒い・キレイめ美人・バレエ(踊る)の発表会!・くらい・大人っぽい
②の印象‥‥
・白い・明るい・可愛らしい・少し幼さがある・季節は春、好きな人とデートに行くような嬉しい気持ちを感じる・ほんわかな感じ!かわいいイメージ・やさしそう
このアンケート結果からわかることは、回答した方の、パッと見た印象と共通認識が一致しているということです。
ぶっ飛んだ回答がなかったのが少し残念でもありつつ(笑)人のイメージは細胞レベルですりこまれているんだと実感しますね^^
Oちゃんの希望と仕上がりがズレた理由
先日、他のお店でカラーエクステをつけたんですけど、自分がなりたかったイメージと違くて‥‥
この言葉からみると、Oちゃんがカラーエクステを試したその背景には
「目元を、やさしく柔らかく見せたい」
との想いからのもの。だから
「ナチュラルな仕上がりで」
という言葉が出てきたんだと思います^^
ナチュラルって言葉は、便利だけど幅が広すぎて、人によってそれがナチュラルなのかそうでないのか不変的。
もしかしたら「ナチュラル」ってワードも、頭で伝える言葉に近いのかも。
実際に、Oちゃんが仕上がりにしっくりこなかった理由って
Oちゃんのイメージするナチュラルと、お店側のナチュラルがマッチしなかった
ってことだと思うんですよね^^;
お店側は、ブラウン系を希望したOちゃんの目元を、ベージュ系ブラウンのマツエクでザ・おしゃんな目元に仕上げてしまった。
ただ、Oちゃんは
「黒のマツエクだとどうしても目元が濃くなってしまう‥‥。それが嫌でブラウンエクステに挑戦した」
その想いに寄りそうと、オシャレ目元ではなく、やさしくて柔らかさのある自然なデザインのほうが、なりたかった目元に近づけたかもしれませんね^^
Before/After
当店にて、ブラウンエクステを使って新しくデザインさせていただきました。
Before(付け替え前)
↓↓After(付け替え後)↓↓
念願の脱カラコンです♡
カラーエクステ+まつ毛パーマ(オプション):ブラウン、イエローブラウン、オレンジブラウンMIX
デザイン:自然な色味を使用。目尻を強調させた柔らかさのあるデザインに仕上げています。
プライドなんてぶっ壊しちゃえ♪
人と話す時にうまく伝えようとしたり、知識(頭)で話していたり、そんな自分になっていることってありませんか?
時と場合によって、話し方はそれぞれと思いますが、わたし的に、こういった「頭」で伝えようとする言葉には、どこか心がグッと熱くなるような「温もり」が乗っていないように感じます。
言霊、というのでしょうか^^
キレイな言葉でなくても、上手に話せなくても、どこか心が揺れ動く。
逆に、相手に理解してもらおうと、たくさんテクニックを詰め込んだところでどこか浅さを感じてしまう。
なんというか‥‥その人の口から “言葉” という音は放たれているんだけど、「これ誰が喋っているんだろう?」と違和感すら覚えてしまう。
きっとこれが言霊なんでしょうね^^(笑)
相手に合わせた “上っ面” なとこから発した音には、胸にズドンと刺さるものがない。
だから、想いはそのままが一番なんです。
それがシンプルで一番伝わりやすい、あなた自身の言葉なんだと思います。
分かろうとしない人にボールは投げなくて良い。あなたの想いに自ら目線を合わせて受け取ってくれる人、キャッチしてくれる人
そういう出会いが心を豊かにしてくれるのだと私は思います^^
上手にやろうとするプライドや、見栄なんてぶっ壊して、いつだって真剣ドストレートなあなたが、自信を持って想いを伝えられる日まで、陰ながら見守っていますよ。
がんばってね^^