よかれと思ってやった事が裏目に出る。人を助けたいタイプにやりがちなこと

誰かの手助けや、サポートをすることが喜びになるタイプに多いことなんですが、

「相手のためと思ってやった行動が、いつも裏目に出てしまう」

と、自分のやり方が間違っているのか、なぜ思ったようにことが進まないのか、あるところまでいくと必ずその壁にぶち当たるときがあります。

今回はその話をしていきたいのですが、その前に少しだけ、マツエク占い的なお話をさせてください^^

 

雰囲気だったり、顔つきだったり、姿カタチがその人の内面を映し出すといわれていますが、まつ毛に対してもあぁそうだな、同じだな、と感じることがあります。

わたしはマツエクを付ける際、施術を淡々とこなす、というよりも、割と会話やコミュニケーションを楽しみながらやるスタイルですが、だんだん相手を知っていくうちにその人の性格だったり、思考パターンだったりが、まつ毛とリンクすることって多いんです。

人相占いでは「目の大きい人は、明るくて積極的な性格」や「つり目の人は、誠実で努力家」などいわれているし、人の雰囲気からもパッとみて「この人は優しそうだ」と感じるオーラが実際に性格として一致していることもありますよね。

その人の表面で形づくられているものって、やっぱり「性格」や「思考パターン」だったり、見えないものの影響力が大きい。

たかが小さなまつ毛かもしれないけど、まつ毛もその人の大事な一部として、「わたしって今こんな状態だよ」「わたしってこんな心境だよ」って、内側の声がちゃんと表れるんだと思います。

実際、お客さまにも、「目ぢからがほしい」と希望される方がいて、「じゃあ、気持ちにも勢いがもてるような目元をつくりましょう!」と、マツエクを盛り盛り付けても、なかなか目が前に出てこない。

これでもか!と引き出してやっとで、

「あ、少し目元が映えましたね」

くらいの程度だったりします。

 

目が前に出てこない、というとなかなか伝わりにくいですが、例えば性格でいうと、内気な性格といった感じです。

もちろん逆パターンの方もいて、ちょっとの刺激で、猛スピードで周りをなぎ倒しながら一直線に突き進んじゃうタイプは、少しのマツエクで一気に変わりすぎてしまうので

「はい、今は停止しましょうね。はい、今は徐行ですよ、まわりをよく見て進みましょうね」

と、微調整しながら交通整理していかなくちゃいけないんですが

こちらが「もっと前に出ようぜ!自信をもとうぜ!」とエールを送っても、本人がビクビクしちゃって動かない。だからといって無理に手を引っ張ったところで「いや!」と振りほどかれてしまう。

このような、性格がストッパーになって自分を抑えてしまうタイプに関しては、「変わりたい」と口に出しても、心の準備がまだできていないときがあって、そんなとき、こちらができることって

「ちゃんと見てあげること」

ただそれだけだと思っています。

 

あ、ここ念押しして言っておきたいんですが、ちゃんと見てあげるって「何かしてあげる」ではないので要注意です。

そもそも、自分発信で変わりたいと思ったときと、何だかわからないけど周りの雰囲気に圧倒されて「変わらなくちゃいけない」と思わされたときのスタート地点って、全く違うことを理解しないといけないし、

この件に関してわたし自身、「うわー身に覚えがありすぎる」って、ちょっと無視できない内容なんですが、

 

母性がつよくって世話好きなタイプの人って「この人なにか悩んでそうだな」って困っている人をみつける察知能力が異常につよい。

んで、「助けてあげたい」って気持ちからあれこれアドバイスしたくなるってあるじゃないですか。

それって、相手のためを想ってよかれとしていることだとは思うんですが、実際にそれをやっちゃうと、最初はよくてもだんだん相手にうんざりされてしまうってあるあるだと思います。

アドバイスも、一種の「何かしてあげる」ことに近いんですよね。

相手のためを想ってしていることが全て裏目にでてしまう、こんな悲しいことって‥‥。ほんと、そう思います。

そんなときほど自分も相手も「なにか」に囚われてしまっているんだと思います。

そして、そのもつれのほとんどは「私は、為になるアドバイスをしている」と思っている側が、ちゃんと相手を見ていないことが多い。

 

じゃあ一体どうしたら、お互い報われるのか‥‥

 

とここで、冒頭にあった内気なまつ毛の話に戻して聞いてほしいんですが、

いくらマツエクを盛り盛りにつけて「もっと自分を出しちゃおうぜ!」と引っ張ってもなかなか出てこないときって、相手は自分の状態がわからないことが多いんですよね。

目を閉じてイメージしてほしんですが、

真っ暗な場所で自分一人立っているとして、一歩先は整備された道なのか、それとも崖なのか、自分がどんな靴を履いてどこに向かっていこうとしているのか‥‥それがわからないから怖い。

そういう時って、「がんばって!あなたならできる!一歩ふみだして!」と言われたって、「いや無理無理」となるだけです。

そこで必要なのって、見えているひとがその人の横に立って「今あなたは、こういった靴を履いていますよ」「今歩いてるところは、こんな場所ですよ」「ここまで到着しましたよ」と、その人に起きている状況を、具体的な言葉で伝えるだけで良いんです。

マツエクで例えると、目元のタイプを分析したり、今のライフスタイルに合うデザインを提案したり。

そうやって自分を知っていくうちに、だんだんとその人自身が「こうしたらいんだ」という発見と工夫を重ねて「こうしたい!」という欲求が芽生えはじめます。

自分の声が出たときの目元って、ほんと面白いです。おもしろい、というとなんだか変なカタチみたいに聞こえてしまいそうですが、そうじゃなくて、奥深さがあって興味をそそられます。はじめとその時ではまったく違った目元になるんです^^

 

アドバイス、というのは「こうしたらいいと思う」と相手の考える力を奪ってしまうと同時に、勝手にゴールを決めてしまっている行為になりかねないです。

今の状況を知って、この先どうするか、どうしたいのかを決めるのはその人自身がやることです。

アドバイスするのは簡単、それ以上に、相手をちゃんと見てあげるってほんと難しいです。

好きだから、大切に想っているから。

その気持ちが、「なにかしてあげたい」という欲求をかきたてられることもよく分かります。

ですが、先を急がなくたって、こちらが無理に変えようとしなくたって、本人の心がこの先の続きをみたいと思ったときにはじめて姿カタチが動きだすものと思いますよ^^

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